憧れの女子プロゴルファー、イボミの愛される力
イボミにもあるコンプレックス
「身長がもっと高ければいいなと思うシーンはよくあります。女性なのですらっとした人がカッコいいと思うことがありますし、背が高ければ、ゴルフでもっと力のあるスイングができるのにと、よく感じます」
イ・ボミ「愛される力」 p162より引用
彼女は自分のことを「日本で人気が出る選手と思っていなかった」そうで、「今も自分の容姿には自信がない」と言う。
イ・ボミ「愛される力」 p163より引用
イボミは、テレビで見ていても、美人ゴルファーとして人気があり、とてもファンが多いことは誰しも認めることだと思います。
でも、そんな彼女の心の中には、自分の容姿に自信がないという気持ちがあったということが意外でした。
金田久美子選手とアン・シネ選手に挟まれるように真ん中で写真に収まった自身に対し、「私は完全にイカ」とコメントしたこともあったようです。
しかし、『そんなことはないよ』って思うファンの方はたくさんいると思います。
イボミはどうしてこんなに愛されるの?
イボミでさえ、そのようなコンプレックスを持っているのですから、私たちだってあっていいのです。でも参考になるのは、なぜイボミが愛されるのかっていうことなんだと思います。
その一つの理由として、イボミの考え方というのがあると思います。
2015年12月、東日本大震災で親を亡くした子供を支援する「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へ義援金1千万円を寄付した。
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父・ソクチュさんの入院中に、病院で闘病する子供たちの姿を目の当たりにしてきた。寄付の理由についても「大人はがんばれるけれど、子供は何もできない場合が多いので、それをサポートしたかった」と語っている。
イ・ボミ「愛される力」 p92より引用
2016年1月、2017年の1月には、ソウルのキリスト教団体がおこなうプロジェクトの一環として、貧困地域や国の学校建設プロジェクトにそれぞれ約200万円、約300万円を寄付している。
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気持ちがあっても、簡単にできるものではない。
イ・ボミ「愛される力」 p93より引用
あまり知られていないかもしれませんが、イボミは多額の寄付をしています。
お金があれば寄付できるか?と言えば、できないでしょう。まして、イボミはプロゴルファーです。勝負師として生きているイボミにとって勝てなくなったら終わってしまう不安定な中にいます。
そんな不安があるから、人は貯金したりして将来に備えたりするのでしょう。
イボミは、クリスチャンでもあります。とても信仰心が篤く、その考えが本の中で紹介されています。
私は『神様』がいつも見てくれていると思っています。なので、いつでも『良心』を大事にしています。神様が見ているからこそ、悪い行動は慎むという気持ちでいます。
イ・ボミ「愛される力」 p88より引用
イボミはティショットの前に十字を切ります。これはクリスチャンである彼女のルーティンとなっているそうです。神様への祈りは、彼女にとって緊張や恐怖心を無くさせ、プレーに集中させることにもつながっているとのこと。
彼女は、とても謙虚です。外見ではなく中身を磨くことの重要性を彼女は語っています。私は、日本で彼女が大人気である理由は、この謙虚さにあるのかなって思います。
あなたもイボミに近づける
ゴルフを通して、自分を磨いてみたら、イボミのように愛される人になれるかもしれません。